PMSに効くラジオVol.38 ~過去に支配されないために今を生きる~
毎週土曜日更新「PMSに効くラジオ」
PMDDにおいて、激しい感情の爆発や精神症状を引き起こす原因として、長く自分の中に根付いた「思考のくせ」や「植え付けられた価値観」というものがあります。
この「思考のくせ」や「植え付けられた価値観」が根付くきっかけというのは物心つくころにまでさかのぼり、どのような環境で成長してきたか、ということも大きな影響を及ぼします。
PMDDカウンセリングに来られる方は、過酷な幼少期を過ごしてきた人が少なくありません。
そして多くの人はその長きにわたる過酷な状況を経験する中、苦しいのが当たり前、辛いのが当たり前の状況として慣れてしまっている人も多いものです。
そしてその結果、うまくいかないのは自分が悪いからだ、自分が努力しないからだ、と自分を責めて生きることさえ当たり前になっていることも多いのです。
選べない親、望まない家庭環境、合わない家族の元に生まれたというのは「不可抗力」です。
つまり、自分ではどうすることもできない、コントロール不可能な状況ということ。
ただ、幼少期の過酷な状況の中で、ネガティブな思考のくせや誤った価値観が根付いてしまったことで、大人になってもその思考や価値観にずっと支配され続けてしまうのです。
では、そんな自分では選べなかった過去に私たちはずっと影響され続け、支配され続けるのでしょうか。
今回はそんなテーマでお話ししています。
PMSに効くラジオVol.38 ~過去に支配されないために今を生きる~