季節の変わり目は自分の変わり目

 

さて、もうすぐ春分の日ですね。

この日を境に24時間のなかで日照時間が長くなるということです。

自然界というのはすべてがキッカリと切り替わるものではなく、この日に合わせてゆっくりとゆっくりと、地球の公転のサイクルに合わせて起こります。

 

ゆっくりと、地球と太陽の関係性が変わる中、人間にもその影響が起こります。

でも、人間には比較的くっきりと影響が出やすいのも特徴です。

それくらい、自然界の影響はインパクトが大きいということですね。

 

特に冬から春、秋から冬は、この日照時間の変化や気温などの変動を受けて、自律神経がバランスを崩しやすい時期です。

自律神経のバランスは、免疫系やホルモン分泌と大きく関わるため、この時期には頭痛が起きやすかったり、睡眠不足、睡眠過多や、疲れを感じやすいなどの体調の変化も見られます。

体調変化に合わせて、心にも変化が起きやすく、集中力が切れやすくなったり、ぼーっとしたり、感情のバランスがとりにくくなることもあると思います。

 

 

特にPMDDの傾向がある人や、HSP傾向のある人は、人一倍その影響を敏感に感じやすいので、より対策が必要になってきます。

 

・規則正しい生活を心がける(起きる時間、寝る時間を決める)

・だいたい決まった時間に食事を3回食べる

・お風呂にゆっくり浸かる

・日中はできるだけ日を浴びて軽く運動する(歩くだけでOK)

 

これらは自律神経のバランスをとる基本的な生活習慣です。

季節の変わり目は特に心がけて、肉体のバランス、精神のバランスを健やかに保ちましょう。

 

春は新しいことがはじまる季節でもあります。

新しい仕事がはじまり、新しいクラスで学校がはじまり、新しい人と出会い、新しい環境で物事がはじまる。

新しい生活環境が生まれ、新しい生活習慣に変化していきます。

 

 

敏感で、繊細な感覚を持った人には、少し辛い時期かもしれません。

疲れるとき、周りのスピードについていけないとき、変化を受け止めきれないときがあっても、どうか自分を責めないでください。

環境の変化と自分の中の変化をじっくりとみつめて、周りと比べて落ち込むことなく、自分が無理なくできること、自分に快適な場所をみつけてください。

 

季節の変わり目。

これからたくさんの変化が待っています。

自分の心と体を「快適モード」で運転しながら、新しい出会い、新しい環境を楽しみましょう!

 

 

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