記憶の中の、母の愛

 

カウンセリングの中で、印象的な言葉がありました。

 

多忙の中、お母さんが娘を思って黙っていたこと、それに気づかずに、お母さんはそのまま他界してしまった。

 

「あの時のお母さんの気持ちに気づけなかった」

 

それは、その時が気づくタイミングではなかっただけ。

今が、気づくタイミングだっただけ。

後悔する必要なんて、ないのです。

ちゃんと今、気づいたのですから。

 

でも、あの時気づいていようと、今気づこうと、お母さんの愛は何も変わらないということです。

お母さんは、言葉にできない「愛」を、言葉にする必要のない「愛」を、本能的に送っている。

生きていても、いなくても。

記憶の中からも、まだ愛を送り続けている。

 

 

 

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