体質改善で性格を変える
私は、その人の性格形成というのは、体質や体調から大きな影響を受けると思っています。
例えば、私のはなしです。
私は子どものころから虚弱体質で持久力もなく、すぐに熱を出したり、体調不良や貧血症状になったりしていました。
スポーツもやったり積極性もありましたが、十分な気力も体力も、持久力もありませんでした。
そんな虚弱だった私は、性格もネガティブな傾向にあり、ちょっとしたことで落ち込んだり、不安になったりすることも多かったのです。
家族や身近な人たちには、「ネガティブ」とか、「すぐくよくよする」とか、「しんどがり」「気持ちが弱い」などとよく言われました。
体調不良で朝起きられなかったり、疲れやすく、朝礼で倒れそうになったり、それでよく保健室にいったり、小学校4年生の頃には不登校になったこともあります。
小学校時代は心身のバランスがとても悪く、私にとって暗黒時代でした。
当時は引っ越しが重なったり、それによって友人関係が希薄だったり、経済的に我慢も多く、家族の不協和などもあり、精神的な部分でしんどかったこともたくさんあります。
しかしその不調は、生まれつきホルモンや自律神経系が不調和を起こしやすい体質からくるものも大きかったのではと、今は思います。
今の私は、自分はそのような体質を持っているんだと理解した上で、体質改善し、体調管理し、健康を維持しています。
感情的だと思っていた自分は、実は理論的な部分も大きい事を知ったり、自覚する自分の性格も随分変わりました。
もう今の私の性格を「ネガティブ」「すぐくよくよする」などという言葉で表現する人はいません。
つまり、人の性格や性質は、体調や体質によって作られることがおおいにあるということです。
だからこそ、快適な自分になって生きていくには、体調管理や体質改善が必要になるのです。
脳機能は感情や思考に関わります。
自律神経は緊張と緩和を司ります。
血糖値の乱高下は感情の乱れを引き起こします。
睡眠は活力や集中力にも関わります。
私たちの体は、日々命をつなぐために働いていますが、それは私たちの性格形成にも大きく影響するものなのです。
もしいままで性格を変えようと努力してもうまくいかなかったなら、健康な身体に体質改善することを試してみて下さい。
もしかしたらそれが、性格を変える近道、人生を変える近道かもしれません。