生きる術
もうネガティブな経験はしたくない。
誰しもが、ネガティブな経験をしないですむ方法を探している。
でも、
悲しい出来事をなくすことはできないし、悲しくならない方法もない。
苦しい出来事をなくすことはできないし、苦しくならない方法もない。
つらいことも、悔しいことも、嫌なことも、残念だけど、起きるのが人生。
では、どうすればいいか。
悲しいことや苦しいことが起きた時の、対処方法を得るのだ。
つらいこと、悔しいこと、嫌なことがあった時、どう状況を理解して、出来事を消化して、どう自分を動かすか、その方法を手に入れること。
これは、生きる術(すべ)でもある。
人の人生というのは、生命体である。
命が宿った人生には、波がある。
命が宿った海に、波があるように。
波が立ち、波が引くように、人生にも浮き上がる時、下がり落ちる時がある。
人生が下がり落ちるとき、その状況をどう理解して、どう消化して、どう自分を動かすか、その方法を知ることが、また自分を浮かび上がらせる。
あなたが生きた命である限り、波を止めることはできない。
でも、波を乗りこなすことはできるはず。
その術を身に付ければ、今よりきっと楽に人生を歩むことができる。
ひとつひとつの波を乗りこなすたびに、その経験は自分に自信と信頼を与えてくれる。
必要なのはネガティブな状況をなくすことではない。
ネガティブな状況を乗りこなす術なのだ。
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