まるで体を乗っ取られたかのような
PMDDは自分では感情のコントロール不可能になり、それによって社会的生活がまともに送れなくなった状態です。
つまり、本来の自分の人格を見失い人生が破たん寸前になる。症状のある女性にとってとても深刻な疾病です。
みなさん、こんにちは。Holistic Remedyを主宰する森井恵子です。
私は20代半ばでPMDDを発症し、その症状に翻弄されて先行きの見えない波乱の人生の中にいました。その苦しみは今思い出してもとてもつらく、そして先の見えない暗黒の中にいるようでした。私は数年かけて、国内、海外を放浪する中で、その解決策を少しずつ見出してきました。まずは自分の体で体験し、実践し、効果を見極めてきました。
そして、症状改善につながった方法について国内や海外の論文などで理論を解明し、体系化してきました。なぜその必要があったのか。それは、私と同じ症状を持っている人は決して自分だけではないという確信があったからです。
その人たちが自分と同じように、人生の長期にわたり悩む必要がないよう、統合的な治療法をまとめたかったからです。
2014年に私がHolistic Remedyを立ち上げた時、私がPMDDを発症して8年が経っていました。そしてこれまで多くの女性と関わり、PMDDの改善のアドバイスをしてきました。私がPMDDを発症したころは、まだPMDDが疾病として認められておらず、医師の認知もありませんでした。そのため、自分で解決策を探すしかなかったのです。しかし今は、PMDDは広く認知され始め、精神科に行けば薬の処方で治るとされています。
では、PMDDは薬で治るとされているのに、なぜ私はカウンセリングをするのか?それは薬だけでは治せない「ある部分」があるからです。その「ある部分」は、絶対に人にしか治せないと私は思っています。これからPMDDについて、そして私がなぜカウンセリングにこだわるのかをご説明します。